猫をかぶる【女子高生が教えます!】ねこをかぶる…とは(意味・語源・由来・使い方・例文)

猫をかぶる【女子高生が教えます!】ねこをかぶる…とは(意味・語源・由来・使い方・例文)

猫をかぶる・ねこをかぶる
猫をかぶるわ…」

「猫なんかかぶったら引っ掻かれて傷だらけになるよ!」

「うちの飼い猫のミーちゃんなら、私に馴れているから大丈夫だよ!…って、本物の猫なんかかぶるわけないでしょ!」

「そういうコスプレをするのかと思ったよ!」

「もう!じゃあ今回は「猫をかぶる(ねこをかぶる)」について勉強するわよ!」

「ニャー!」

猫をかぶる(ねこをかぶる)」の意味

「じゃあまず「猫をかぶる(ねこをかぶる)」の意味からね!「猫をかぶる(ねこをかぶる)」っていうのは、「本性を隠して、おとなしいふりをする」っていう意味なの!」

「かなめちゃんは、どうして「猫をかぶるわ…」って言ってたの?」

「今度、新聞社が「地元の高校生」っていうテーマで特集を組むらしくてさ~…うちの学校の代表として、私がインタビューを受けることになっちゃったのよ…」

「すごーい!」

「ありがとう…でも私って、結構ズバズバものを言っちゃうタイプじゃない…一応代表として取材を受けるわけだから、学校のイメージを落とさないように取材中は、猫をかぶることに決めたのよ…」

「本物の猫じゃなくて、猫のぬいぐるみをかぶってインタビューを受ければ、イメージも柔らかくなると思うよ!」

「バカだと思われるわよ!」

猫をかぶる(ねこをかぶる)」の語源と由来

「どうして「本性を隠して、おとなしいふりをする」ことを「猫をかぶる(ねこをかぶる)」っていうの?」

「「猫をかぶる(ねこをかぶる)」の語源と由来ね!これは結構複雑なのよね~…」

「複雑?」

「うん…「猫をかぶる(ねこをかぶる)」のもともとの意味は、「知っているのに、知らないふりをする」だったのよ!」

「知っているのに、知らないふりをする…」

「うん…「猫をかぶる(ねこをかぶる)」の「猫」という漢字は、後から当てられた「当て字」で、もともと「猫」の部分に入っていた言葉は、「寝ござ」で、「寝ござをかぶる」だったの…」

「「寝ござ」って?」

「藁(わら)で編んだ筵(むしろ)のことよ…「知っているのに、知らないふりをする」というのは、この「寝ござ」を頭からかぶって「オラ知らね~!オラ知らね~!」っておびえているイメージね…」

「ふ~ん…「本性を隠して、おとなしいふりをする」という意味の「猫をかぶる(ねこをかぶる)」は、もともと「知っているのに、知らないふりをする」という意味の「寝ござをかぶる」だったんだね!」

「そう…「寝ござ」は「ねこざ」や「ねこ」とも呼ばれていたので、いつからか語感の似ている「猫」という漢字が当てられるようになったんでしょうね…」

「ふ~ん…「猫」は「当て字」だったんだね~…」

「そう…「寝ござ」に「猫」という漢字が当てられて、「猫をかぶる(ねこをかぶる)」という言葉が誕生したの…」

「へ~!じゃあ「本性を隠して、おとなしいふりをする」という意味が付けられたのは、「猫をかぶる(ねこをかぶる)」っていう言葉が誕生した後なんだ!」

「そう!猫って、小さくて可愛くておとなしいでしょう…「猫をかぶる(ねこをかぶる)」という言葉を目にしたとき、多くの人がすぐに「内面は虎や獅子のように気性が荒くても、人前では猫のように振る舞う」という意味が思い浮かんだんでしょうね…その結果、「知っているのに、知らないふりをする」という意味は廃れて、「本性を隠して、おとなしいふりをする」という意味が一般的になったのよ…」

「なるほどね~!そんな語源と由来があったんだ~!」

猫をかぶる(ねこをかぶる)」の使い方と例文

「普段の会話の中では、「猫をかぶる(ねこをかぶる)」はどうやって使うの?」

「「猫をかぶる(ねこをかぶる)」の使い方と例文ね!みほは、「本性を隠して、おとなしいふりをする」なんていうことある?」

「う~ん…あんまり考えたことないけれど…」

「あはは!そうよね!みほは自分を良く見せようなんてあまりしないものね!」

「う~ん…まだ経験はしたことないけれど…お見合いとか…恋人の両親に初めて会うときとか…には、きっと「本性を隠して、おとなしいふりをする」んじゃないかなあ…」

「オッケー!じゃあそれで例文を作ってみましょう!」

「なんかこわ~い…」

「「猫をかぶる(ねこをかぶる)」は、自分に対して使う場合と他人に対して使う場合があるから、まずは「お見合いバージョン」で「自分に対して使う場合」ね!」

「は~い…」

「「親に無理やり勧められて、嫌々行ったお見合いだったけれども実際に会ってみたら、お相手の男性が予想外に好みのタイプだったので、私は…」」

「「猫をかぶることにした」…かな?」

「よくできました!じゃあ次は「恋人の両親に初めて会うときバージョン」で「他人に対して使う場合」ね!」

「ひえ~…」

「恋人の両親が何やらこそこそと耳打ちしています…お父さんがお母さんに「おい、みほっていう子、話に聞いていたのとだいぶ違うな!清楚で可憐な女の子じゃないか!」…それを聞いたお母さんがお父さんに…」

猫をかぶっているに決まってるでしょ!」

「ベリーグッド!」

「みほの恋人のお母さんなら、そんなに性格悪くないよ~!」

猫をかぶる(ねこをかぶる)」のまとめ

「「猫をかぶる(ねこをかぶる)」について、だいたいわかった?」

「うん!え~と…「猫をかぶる(ねこをかぶる)」っていうのは、「本性を隠して、おとなしいふりをする」っていう意味なんだけど、もともとは、「知っているのに、知らないふりをする」という意味の「寝ござをかぶる」の「寝ござ」に語感の似ている「猫」という漢字が当てられて誕生した言葉なんだよね!」

「そのとおりよ!」

「…でも私は、実際にお見合いをしたり、初めて恋人の両親に会うときも、猫をかぶるなんてできないだろうなあ…」

「それが、みほのいいところだし、それに、みほは「面白さ」こそあれ「気性の荒さ」なんてない、もともとおとなしい性格なんだから、猫をかぶる必要なんてないよ!きっとお見合い相手も、恋人の両親も、みほのことを好きになるよ!」

「ありがとう!そう言ってもらえるとちょっと安心するよ!やっぱり、かなめちゃんは優しいな~!」

「私のほうこそ、この気性の荒さを根本的に改善しなきゃ…」

「え~!改善されたら困る~!」

「何でよ?」

「だって、私がボケても、つっこむ人がいなかったら寂しいもん!」