隅に置けない【女子高生が教えます!】すみにおけない…とは(意味・語源・由来・使い方・例文)

隅に置けない【女子高生が教えます!】すみにおけない…とは(意味・語源・由来・使い方・例文)

隅に置けない・すみにおけない
「みほも隅に置けないわね~!」

「そうなんだよね~!隅っこに置こうと思っても、どうしても真ん中に置いちゃうんだよね~!」

「そうそう!私も整理整頓が苦手でさ~…隅っこからちゃんと並べて置こうと思ってるのに、ついつい真ん中にとっ散らかしちゃうんだよね~…って、そんな話してないっての!」

「じゃあ何を隅に置けないの?」

「みほを隅に置けないって言ってるのよ!」

「私を整理整頓するの?」

「そうそう!…って、あ~もう!じゃあ今回は、「隅に置けない(すみにおけない)」について勉強するわよ!」

「テキパキテキパキ!」

隅に置けない(すみにおけない)」の意味

「じゃあまず「隅に置けない(すみにおけない)」の意味からね!「隅に置けない(すみにおけない)」っていうのは…」

「整理整頓できないっていうこと?」

「違うわよ!「隅に置けない(すみにおけない)」っていうのは、意外に才能があって「油断ならない」とか「その才能を十分発揮させないともったいない」っていう意味よ!」

「さっき、かなめちゃんは「みほも隅に置けないわね~!」って言ったよね?」

「言ったわよ!」

「私に「意外に才能がある」って認めてくれたってこと?」

「まあ…そうね…さっき、はるかちゃんのボーイフレンドと親しげに歩いていたじゃない!まさか、みほに略奪愛の才能があったなんてね~…って思って言ったのよ!」

「りゃくだつあい?」

「はぁ~…私が悪かったわ…ほんの軽い冗談よ…忘れて…みほに略奪愛なんてできるわけないものね…」

「「りゃくだつあい」かどうかわからないけど、はるかちゃんの彼氏って、可愛いじゃない?悩みを聞いてあげたり、励ましてあげたりしていたら、向こうから「はるかとは別れるから、僕と付き合ってください!」って言ってきたんだよ!」

「何ですって!?それを略奪愛っていうのよ!!あ~怖い怖い!!こんな危険な女だったとは!!」

「意外に才能があったんだね!」

「意外すぎよ!!」

「じゃあ、「隅に置けない(すみにおけない)」の意味としては、意外に才能があって「その才能を十分発揮させないともったいない」のほうだね!」

「「油断ならない」のほうよ!!」

隅に置けない(すみにおけない)」の語源と由来

「どうして、「隅に置けない(すみにおけない)」が、意外に才能があって「油断ならない」とか「その才能を十分発揮させないともったいない」っていう意味になるの?」

「あ~怖い怖い!!」

「まだ言ってる…」

「ちょっとしつこかったかしら…じゃあ説明するわよ!まず、意外に才能があって「油断ならない」という意味の「隅に置けない(すみにおけない)」だけど、この場合の「才能」は、「人に脅威を感じさせるような才能」のことで、「隅(すみ)」は「死角(しかく)」を意味しているのよ!」

「人に脅威を感じさせるような才能…?死角(しかく)…?」

「「人に脅威を感じさせるような才能」っていうのは、こんな才能を持っているのなら、「不意討ちをくらうかもしれない!」とか「出し抜かれたりするかもしれない!」って思わせるような才能のことよ!」

「危険な才能なんだ!」

「そう!「油断ならない」才能ってことよ!」

「「死角(しかく)」っていうのは?」

「「見えないところ」っていうことよ!」

「「見えないところ」に置けない…?」

「そう!その人が、そんな「油断ならない」才能を持っていると知ったら、「見えないところ」にいさせるわけにはいかないでしょ!いつ不意討ちをくらわせられたり、出し抜かれたりするかわからないんだから!」

「なるほど~!だから「隅に置けない(すみにおけない)」が、意外に才能があって、「油断ならない」っていう意味になるんだね!」

「そうよ!」

「意外に才能があって、「その才能を十分発揮させないともったいない」のほうは?」

「この場合の「才能」は、「人の役に立ったり、人を幸せにするような才能」のことで、「隅(すみ)」は「目立たないところ」を意味しているのよ!」

「これは何となくわかるよ!」

「だよね!その人が、そんな「人の役に立ったり、人を幸せにするような才能」を持っていると知ったら、ほとんど誰も来ないような「目立たないところ」にいさせるのはもったいないって思うよね!」

「「目立たないところ」っていうのは、「才能を十分に発揮できないところ」ってことだね!」

「そう!「閑職」とか「舞台裏」っていう感じね!」

「なるほどね~!だから「隅に置けない(すみにおけない)」は、意外に才能があって、「その才能を十分発揮させないともったいない」っていう意味にもなるんだね!」

「「隅に置けない(すみにおけない)」は、もともと「油断ならない」という意味だけだったんだけど、「隅(すみ)」という言葉が、「死角(しかく)」だけでなく「目立たないところ」も連想させたことから、いつしか「その才能を十分発揮させないともったいない」という意味も加わったのよ!」

「へ~!」

隅に置けない(すみにおけない)」の使い方と例文

「普段の会話の中では、「隅に置けない(すみにおけない)」は、どうやって使うの?」

「「隅に置けない(すみにおけない)」の使い方と例文ね…まず最初に知っておいてほしいことは、この「隅に置けない(すみにおけない)」っていう表現は、男女の色恋絡みで使われる場合がほとんどってことね!」

「男女の色恋絡み…?」

「そう!「あんな素敵な彼氏(彼女)がいたなんて、あなたも隅に置けないわね~!」っていう感じね!」

「あっ!何か聞いたことあるよ!」

「でしょ!今の例文の「隅に置けない(すみにおけない)」は、「そんなふうに見えなかったけど、魅力的な異性を射止める才能もあったなんて、うかうかしていると、独り占めされちゃうわ!油断ならないわね~!」っていう意味で使っているのよ!」

「それは油断ならないね~!」

「うん…確かに「油断ならない」っていう意味で「隅に置けない(すみにおけない)」っていう表現を使っているんだけど、本当に「油断ならない」ほどの警戒心や危機感を抱いて言っているわけではないの!」

「本当に「油断ならない」ほどの警戒心や危機感を抱いて言っているわけではない…?」

「そう!男女の色恋絡みで「隅に置けない(すみにおけない)」を使う場合は、わざとそういう大袈裟な表現を使って、冷やかしたり、からかったりしているだけなのよ!」

「あ~…確かにそんな感じ!」

「さっき「みほも隅に置けないわね~!」って言ったのも、軽い冗談のつもりだったのよ!それが…まさか本当に油断ならなかったとは…」

「もうわかったよ~!その話は、また後にしようよ~!それで?あとは?」

「そうね…「油断ならない」という意味の「隅に置けない(すみにおけない)」を、男女の色恋絡み以外の場合で使うとしたら、やっぱり仕事関係になるかしら…」

「仕事関係?」

「うん!私たちみたいに高校生だったら、勉強や部活の成績なんかでも使えるわね!例えば…自分より実力が下だと思っていた後輩に対して、「こんなすごい結果を出したの!?隅に置けないな~!」なんていうふうにね!」

「なるほど~!」

「今の例文の「隅に置けない(すみにおけない)」は、「こんな隠れた才能を持っていたなんて!うかうかしていると、自分のポジションを奪われたり、追い抜かれてしまうわ!油断ならない人ね!」っていう意味で使っているわけだけど、やっぱり本当に「油断ならない」ほどの警戒心や危機感を抱いて言っているわけではないの!」

「抱いていないんだ~!」

「そう!「見直した」っていうことを、ちょっと冗談めかして大袈裟に言っているだけなのよ!」

「「見直した」ね~!」

「うん!だって、本当に「油断ならない」ほどの警戒心や危機感を抱いたとしたら、そんなこと直接本人に言ったりせず、陰で「あの子…隅に置けないわね…」なんていうふうに、つぶやくんじゃない?」

「確かにそうだね~!意外に才能があって、「その才能を十分発揮させないともったいない」っていう意味の「隅に置けない(すみにおけない)」は、どんなふうに使うの?」

「そうね~…例えば、クラスで何の係にもついていない、目立たない子がいたとするじゃない?」

「うん!」

「ふとしたきっかけで、その子と親しくなったとするじゃない?」

「うん!」

「そうしたら、その子は学校の外で所属している趣味のサークルでは、とても統率力があって、みんなの意見を取りまとめるのもうまかった…なんていうことがわかったとするじゃない?」

「うん!」

「そういうとき、その子に対して「隅に置けないわね!次の学級委員に推薦させてもらうわ!」なんていうふうに使うのよ!」

「なるほど~!すごくよくわかったよ!」

「最後に一つ…この「隅に置けない(すみにおけない)」っていう表現は、「ほめ言葉」かっていうと、ちょっと微妙なのよね~…」

「何で?」

「確かに相手の「才能」を認める表現ではあるんだけど、「意外に」っていうのが前に付くでしょ…っていうことは、それまでは、その人の能力を低く見ていたっていうことも打ち明けているわけだからね…」

「なるほど~…」

「それと…「隅に置けない(すみにおけない)」っていう表現そのものが「上から目線」じゃない?その人の配置を決める権限を握っているかのような…」

「そういわれれば、そうだね~!」

「だから、目上の人はもちろんのこと、同じ立場の人に対しても、よっぽど親しくない限りは、使わないほうが無難ね!」

「うん!気をつけるよ!」

隅に置けない(すみにおけない)」のまとめ

「「隅に置けない(すみにおけない)」について、だいたいわかった?」

「うん!え~と…「隅に置けない(すみにおけない)」っていうのは、意外に才能があって「油断ならない」とか「その才能を十分発揮させないともったいない」っていう意味なんだよね!それと…「隅に置けない(すみにおけない)」は、もともと「油断ならない」という意味だけだったんだけど、「隅(すみ)」という言葉が、「死角(しかく)」だけでなく「目立たないところ」も連想させたことから、いつしか「その才能を十分発揮させないともったいない」という意味も加わったんだよね!あとは…「隅に置けない(すみにおけない)」っていう表現は、男女の色恋絡みで使われる場合がほとんどなんだよね!」

「そのとおりよ…よく覚えたわね…話を元に戻すけど…はるかちゃんの彼氏の件…ちゃんと断りなさいよ…後輩の彼氏を奪うなんて、人の道に反することだよ…本当に好きになっちゃったわけじゃないんでしょ?」

「うん…弟みたいで可愛いな~…って思っているうちに、ついつい度が過ぎちゃったみたい…」

「ちゃんとそう言って断るのよ!何なら私がついて行ってあげてもいいけど…?」

「わあ!かなめちゃんって、もっとクールな人かと思っていたけど、メチャクチャ優しいんだね!かなめちゃんも隅に置けないね!」

「私は普段からメチャクチャ優しいわよ!」