下駄を預ける【女子高生が教えます!】げたをあずける…とは(意味・語源・由来・使い方・例文)

下駄を預ける【女子高生が教えます!】げたをあずける…とは(意味・語源・由来・使い方・例文)

下駄を預ける・げたをあずける
「下駄は、みほに預けるよ…」

「コインロッカーに預けたほうが安全だと思うけど?」

「そうだよね~!みほって、すぐ物をなくすもんね~!」

「そうそう!」

「…って、そんな話してないっての!」

「えっ…!?だって今、私に下駄を預けるって…」

「「下駄を預ける(げたをあずける)」って言っても、本当に下駄を預けるわけじゃないの!そもそも今どきの女子高生が下駄なんて持ってるわけないでしょ!」

「かなめちゃんは、色々なコレクションをしてるから、下駄もコレクションしてるのかと思ったよ!」

「あ~もう!じゃあ今回は、「下駄を預ける(げたをあずける)」について勉強するわよ!」

「カランコロン!」

下駄を預ける(げたをあずける)」の意味

「じゃあまず「下駄を預ける(げたをあずける)」の意味からね!「下駄を預ける(げたをあずける)」っていうのは…難しく言うと、「自分に関する物事の処理方法や責任などの一切を委ねる」っていう意味よ…」

「簡単に言うと?」

「「その人の決めたとおりに動く」っていうことよ!」

「私に「下駄を預ける(げたをあずける)」っていうことは、かなめちゃんが、私の「決めたとおりに動く」っていうこと?」

「そうよ!」

「わ~!珍しいね~!どうして!?どうして!?」

「今度の「職業体験実習」のことよ…私たち二人で、保育園に行くことになったでしょ…」

「うん!楽しみだね~!」

「それが、そんなに気楽に構えてもいられないみたいなのよ…」

「どういうこと?」

「前回実習に行った子たちに様子を尋ねたんだけど…幼児のあやし方なんて全然わからないもんだから、ものすごく苦労したんだって…」

「指導役の保育士さんがいたんじゃないの?」

「一応いるんだけど、忙しそうに飛び回っていて、とても質問なんかできる雰囲気じゃなかったんだって!」

「へ~…」

「かくいう私も弟の扱いにも手こずっているくらいだから、とても幼児をあやす自信なんてないのよ…」

「勉強・スポーツ万能のかなめちゃんでも、自信がないんだ~!」

「そう…その点みほは、いまだに頭が幼児…いやいや、いまだに純粋な心を忘れずに持っているから、子供と遊ぶのも上手いじゃない?だから実習に行ったときは、みほに下駄を預けようと思って…」

「うふふ!」

「何よ?」

「かなめちゃんが、私の「決めたとおりに動く」なんて光栄だな~と思って!」

「もう!頼りにしてるからね!」

「は~い!」

下駄を預ける(げたをあずける)」の語源と由来

「どうして、「その人の決めたとおりに動く」ことを「下駄を預ける(げたをあずける)」っていうの?」

「「下駄を預ける(げたをあずける)」の語源と由来ね!これは、江戸時代の娯楽施設からきているのよ!」

「江戸時代の娯楽施設?」

「うん!まだ靴という西洋文化が流入していなかった江戸時代には、芝居小屋なんかに出かけると、履いてきた下駄を下足番に預けて裸足で入場していたの!」

「ふ~ん!」

「下駄を預けてしまったら、返してもらわない限りは、自由に出歩くことができないわよね?」

「うん!」

「つまり下駄を預けるっていうことは、「身体の自由を預ける」っていうことだったわけ!」

「なるほど~!」

「この「身体の自由を預ける」っていう表現だけを見ると、「その人に身を任せる」とか「その人の言うがままになる」っていう意味にもとれるじゃない?」

「あっ…そうか~!「その人に身を任せる」とか「その人の言うがままになる」っていうのは、「その人の決めたとおりに動く」っていう意味にもなってくるね~!」

「そう!」

「なるほどね~!だから「その人の決めたとおりに動く」ことを「下駄を預ける(げたをあずける)」っていうんだね~!」

下駄を預ける(げたをあずける)」の使い方と例文

「普段の会話の中では、「下駄を預ける(げたをあずける)」は、どうやって使うの?」

「「下駄を預ける(げたをあずける)」の使い方と例文ね!まず最初に知っておいてほしいことは、この「下駄を預ける(げたをあずける)」っていう表現は、間違った使われ方をされていることが、とても多いっていうことよ…」

「間違った使われ方?」

「そう!「押し付ける」とか「丸投げする」っていう意味で使われることが、とても多いの!」

「「押し付ける」とか「丸投げする」…?」

「「押し付ける」っていうのは、「無理にさせる」とか「無理に受け取らせる」ことで、「丸投げする」っていうのは、「本来担当すべき業務をそっくり任せる」ことよ…どちらも「立場が上の者」が「立場が下の者」に対して行う卑劣な行為よ…」

「へ~…」

「本来の「下駄を預ける(げたをあずける)」は、絶対的な信頼を置いている相手に対して、「この件に関しては、私が判断するよりも、あなたが判断したほうが絶対良い結果が出るから、あなたの指示に従うわ!」っていう意気込みで使うものなのよ!」

「かなめちゃんは、そこまで私に絶対的な信頼を置いてくれているんだ!」

「まあ…今回に限ってはね…それはともかく、そういうことなのよ!」

「うん!よくわかったよ!かなめちゃんが私を信頼してくれているってことが!」

「う~ん…まあいいわ…」

「それで?あとは?」

「だから…例えば、先生や先輩が「この件については、あなたに下駄を預けるわ」なんて言って、仕事を押し付けたり、丸投げしようとしてきたら、「じゃあ…ここからここまでは、そちらでやってください…私に下駄を預けるっていうことは、私の決めたとおりに動くっていうことですよ!」って言い返してやればいいのよ!」

「何か…かなめちゃん…いつになく熱がこもってるね…何かあったの…?」

「ううん…別に…ただ…いつもそんなふうに、仕事を押し付けられたり、丸投げされることが多いから…つい…ね…」

「あ~…かなめちゃんくらい何でもできる人だと、その能力の高さをあてにされることも多いんだろうね~…私なんか、そんなふうにあてにされたことないよ!あはは!」

下駄を預ける(げたをあずける)」のまとめ

「「下駄を預ける(げたをあずける)」について、だいたいわかった?」

「うん!え~と…「下駄を預ける(げたをあずける)」っていうのは、簡単に言うと「その人の決めたとおりに動く」っていうことなんだよね!それと…語源と由来は、下駄を預けるっていうことが、「身体の自由を預ける」っていうことだったからなんだよね!あとは…「下駄を預ける(げたをあずける)」は、「押し付ける」とか「丸投げする」っていう間違った意味で使われることが多いんだよね!」

「そのとおりよ!よく覚えたわね!…あらためてお願いするけど…今度の実習…よろしくね…」

「うん!もちろん!いつも勉強にしても、スポーツにしても、私がかなめちゃんに下駄を預けてばっかりいるんだもん!初めて、かなめちゃんが下駄を預けてくれるんだから、絶対かなめちゃんに苦労させないように頑張るよ!」

「嬉しい!そう!その信頼関係こそが「下駄を預ける(げたをあずける)」の本質なのよ!」

「うん!そして…もし私が誰かの「上の立場」になったとしても、その人に仕事を押し付けたり、丸投げしたりなんか絶対にしないようにするよ!」

「ふふっ…ずーっと前から「純粋さ」っていう面では、みほは私より「上の立場」だよ!もう私が取り戻したくても、取り戻せないものだよ!」

「かなめちゃんは、自分で言うほど不純じゃないよ!」

「不純だよ~…」

「本当に不純な人は、自分のことを「不純」なんて言ったりしないよ!」

「ふふっ…みほがそう言ってくれるんなら、まあ…それでいっか!」