金輪際【女子高生が教えます!】こんりんざい…とは(意味・語源・由来・使い方・例文)

金輪際【女子高生が教えます!】こんりんざい…とは(意味・語源・由来・使い方・例文)

金輪際・こんりんざい
金輪際口をきかないわ!」

「へ~!コンリン罪なんていう罪があるんだ~!」

「そうそう!狐が「コン!」と鳴いたときに、鈴を「リン!」と鳴らすと罪になっちゃうという…って、そんな罪あるわけないでしょ!」

「じゃあ洗剤か何か?」

「そうそう!狐を洗うときに…って、あんまり無茶振りしないでよ!」

「わ~!さすがかなめちゃん!頭の回転が速いね~!」

「もう!じゃあ今回は、「金輪際(こんりんざい)」について勉強するわよ!」

「コンリン罪でタイホする!」

金輪際(こんりんざい)」の意味

「じゃあまず「金輪際(こんりんざい)」の意味からね!「金輪際(こんりんざい)」っていうのは、「二度と」とか「決して」っていう意味で、後に打ち消しの語を伴って使う表現なの!」

「へ~!犯罪でも洗剤でもなかったんだね!」

「当たり前でしょ!」

「かなめちゃんは、さっき「金輪際口をきかないわ!」って言ってたけど、何があったの?」

「…以前から、私のことを「可愛い」だの「きれい」だの…「かなめちゃんみたいな素敵な子と付き合えたら死んでもいい」だの…調子のいいことを言ってくる男子がいたのよ…」

「口説かれてたってことだね!」

「…うん…付き合おうとまでは思わなかったけど…私、今までそんなこと言われたことなかったから…ちょっと嬉しかったのよ…」

「うん!わかるわかる!」

「ところが…昨日、偶然見かけちゃったんだけど…そいつ、他の女の子も同じように口説いてたのよ!」

「ひえ~!」

「もうあいつとは金輪際口をきかないわ!」

金輪際(こんりんざい)」の語源と由来

「かなめちゃん…落ち着いた…?」

「大丈夫よ…」

「じゃあ…どうして「金輪際(こんりんざい)」が、「二度と」とか「決して」っていう意味になるのか聞いてもいい?」

「私がこんな状態なのに、いつになく勉強熱心だわね…いいわよ…「金輪際(こんりんざい)」の語源と由来ね…「金輪際(こんりんざい)」っていうのは、もともと仏教用語なの…」

「仏教用語なんだ~!」

「そう…仏教の世界観では、「虚空(こくう)」に「風輪(ふうりん)」という丸い筒状の層が浮かんでいて、その「風輪(ふうりん)」の上に「水輪(すいりん)」という層が乗っていて、その「水輪(すいりん)」の上に「金輪(こんりん)」という層が乗っているとされているの!」

「へ~!「風輪(ふうりん)」と「水輪(すいりん)」と「金輪(こんりん)」ね~!」

「そう!この三つの層の総称を「三輪(さんりん)」っていうの!」

「三輪(さんりん)…」

「うん!この「三輪(さんりん)」の一番上の層である「金輪(こんりん)」の上に、私たち人間が住んでいる海や島があるとされているの!」

「へ~!「金輪(こんりん)」の上に海や島があるんだね!」

「そう!「金輪際(こんりんざい)」っていうのは、「金輪(こんりん)」の「際(きわ)」…つまり「金輪(こんりん)」の一番下の「水輪(すいりん)」と接している面のことなの!」

「「金輪際(こんりんざい)」は、「金輪(こんりん)」の一番下の「水輪(すいりん)」と接している面…」

「そう!そしてこの「金輪際(こんりんざい)」は、「大地の果て」ということもあって、「物事の極限」を意味するようになったの!」

「なるほど~!「物事の極限」ね~!」

「うん!だから昔は、後に打ち消しの語を伴わない使い方もされていたの!江戸時代の滑稽本「東海道中膝栗毛」の中には、「聞きかけたことは金輪際聞いてしまはねば気がすまぬ」っていう表現が見られるわ!」

「「とことん」とか「徹底的に」っていう感じだね!」

「そう!それがいつしか、時代の流れとともに変わっていき…現代では、後に打ち消しの語を伴う使い方しかしなくなったの!」

「なるほど~!だから「金輪際(こんりんざい)」は、「二度と」とか「決して」っていう意味なんだね!」

金輪際(こんりんざい)」の使い方と例文

「普段の会話の中では、「金輪際(こんりんざい)」はどうやって使うの?」

「「金輪際(こんりんざい)」の使い方と例文ね!「金輪際(こんりんざい)」は、確かに「二度と」とか「決して」っていう意味なんだけど…語源・由来から考えても、その意味の強さが最上級なのよね…」

「意味の強さが最上級?」

「うん…感情が高ぶっていて、「二度と」とか「決して」を強く主張したいとき…だから「死んでも」とか「永久に」くらいの勢いで使う場合ね!」

「へ~!「死んでも」とか「永久に」くらいの勢いね~!」

「「二度と」とか「決して」って言えばいいところを、わざわざ「金輪際(こんりんざい)」なんていう難しくて長い表現を使うっていうことは、「二度と」とか「決して」では表現しきれない強い感情があるっていうことなのよ!」

「なるほどね~!」

「一般的には、「辛い思い」をしたときとか、「悲しい思い」をしたときなんかに、そういう負の感情を高ぶらせて使うのよ…」

「「金輪際口をきかないわ!」とか?」

「私がさっき言ったセリフじゃない!そうよ…他には…「金輪際私の前に姿を現さないでちょうだい!」…とかね…」

「怖~い…」

「そっ!怖いのよ!もし誰かが、みほに対して「金輪際(こんりんざい)」っていう表現を使ったら、相手は負の感情を高ぶらせている場合が多いから、気をつけなさいよ!」

「は~い…「負の感情が高ぶっているとき」っていうのはわかったけど、反対に「正の感情が高ぶっているとき」は使わないの?」

「そうね…「こんな楽しい日は金輪際来ないだろうな~」とか「こんな楽しい日があったことを、私金輪際忘れない!」なんていう使い方は一般的にはしないわね…やっぱり「金輪際(こんりんざい)」は、「物事の極限」だからね…正の感情より負の感情のほうが、根深くて強烈ってことなんだろうね…」

「なるほどね~!」

「最後に…「金輪際お断りだ」とか「金輪際行くものか」っていう使い方もするんだけど、何か気づいたことってある?」

「後に打ち消しの語を伴っていない…?」

「そう!「二度と」や「決して」もこんなふうに、後に打ち消しの語を伴わずに使う場合があるんだけど、意味に打ち消しを含んでいたり、省略されている反語に打ち消しの語を含んでいるような場合は、表面的に打ち消しの語を伴っていなくても構わないのよ…」

「わかんな~い!」

「「お断りだ」の意味は、「受け入れない」だから、意味に打ち消しを含んでいるでしょ?」

「あ~!そうだね~!」

「「行くものか」は、その後に続けるべき「いや行かない」っていう打ち消しの語を含む反語が省略されているのよ!」

「あ~!なるほどね~!」

金輪際(こんりんざい)」のまとめ

「「金輪際(こんりんざい)」について、だいたいわかった?」

「うん!え~と…「金輪際(こんりんざい)」っていうのは、「二度と」とか「決して」っていう意味なんだよね!語源と由来は…「金輪際(こんりんざい)」は、「大地の果て」ということもあって、「物事の極限」を意味していて、昔は後に打ち消しの語を伴わない使い方もされていたんだけど、時代の流れとともに変化して、現代では後に打ち消しの語を伴う使い方しかしなくなったんだよね!あとは…一般的に「金輪際(こんりんざい)」は、負の感情が高ぶっていて、「二度と」とか「決して」を強く主張したいときに使われるんだよね!」

「そのとおりよ!よく覚えたわね!」

「さっきの話だけどさ…かなめちゃん…その人のこと好きだったんだね…」

「…こんなに負の感情が高ぶっているんだから…認めざるをえないわね…」

「私もそういう経験あるけどさ…今となっては、いい思い出だよ!」

「私も…いつかそうなれるといいわね…」

「昨日、バイト代が入ったからさ!今日は私おごっちゃう!」

「やけ食いするかもよ~?」

「いいよ!他ならぬ、かなめちゃんだもん!」

「ふふっ…みほがいるからいっか!じゃあ食べながら、みほの「そういう経験」を聞かせてもらうとしましょうか!」

「え~!それは恥ずかし~!」